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2021.01.27

MPLAB X make[2]: *** No rule to make target ・・・・・ Stop.

Microchip社のMPLAB Xは、相変わらず「プログラムを書くことよりも、如何に開発環境が吹っ飛んだ時に復旧させるか」が重要。

この「No rule to make target」が出ると、Clean & Buildも何もできなくなります。何が原因かは分かりません・・・
一応、Microchip社の公式見解と対応がこれです。

No Rule To Make Target
https://microchip.wikidot.com/mplabx:no-rule-to-make-target

平たく言うと「ビルド環境を再構築してね」です。
症状?が軽い場合は、下記のようにプロジェクト プロパティを表示し、いったん別なコンパイラなりを選んで「Apply」を押す。そのあとで、本来のコンパイラを選んで「Apply」を押す。これで戻ればラッキーです。


これでも回復せず、MPLAB Harmony Configurator(MHC)を使用している場合は、MHCからのコード出力の際に「Overwrite」で出力させることで回復できますが、MHCのコード出力対象の全ファイルが上書きされるので、もしMHCの出力対象のファイルにコードを追加/変更している場合はバックアップを取っておく必要があります。でなければ、書いたコード全てが消えますので注意してください。

追伸:
このエラーは、上記のように環境が壊れた時以外にも、MPLAB Xのプロセスがバックグラウンドで残っている場合にも発生します。タスクマネージャーで、MPLAB Xのプロセスがバックグラウンド プロセスに残っていないことを確認してください。